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咽喉(のど)・食道の観察と病気

目次(公開ページで確認してください。)

胃内視鏡の正式名称は、上部消化管内視鏡検査といい、胃だけではなく、のど(咽喉頭)、食道も観察することができます。この部位の早期がんの発見には、特殊な光を使った狭帯域(きょうたいいき)観察や拡大観察が大きな力を発揮します。早期がんを発見するための質の高い検査には、これらの機能をもつ内視鏡での観察が必須と考えます。当クリニックでは、すべての内視鏡にこれらの機能が備わっています。

 

のど(咽喉頭)の観察

咽喉頭(いんこうとう)

「のど」は、咽頭(いんとう)と喉頭(こうとう)からできています。
咽頭は食べ物と空気が通る部分で、食物は下咽頭から食道を通って胃へ流れていきます。

 

どんな病気があるの?

咽喉頭がん

飲み込むときの違和感や、しみる感じ、声がれなどの症状があります。
飲酒、喫煙が関係するとされています。男性に多い病気ですが、女性でも飲酒や喫煙に関係なく貧血精査で認めることがあります。

 

早期咽喉頭がん

写真のように、通常の白色光観察では認識されにくい病変をブラウンがかった色調の領域(brownish area)として、認識されやすくするだけではなく、拡大機能を併用することで、病変の境界の明瞭化やがんの深さを診断する際に、非常に有効な機能です。

食道の観察

食道は管状の臓器で、消化する力はなく、口から食べた食物を重力や蠕動の力で胃に送る働きをしています。また、胃内の食物の逆流を防止する構造になっています。

 

どんな病気があるの?

逆流性食道炎

逆流性食道炎とは、胃液などの逆流による食道の炎症をいいます。胃液に含まれる胃酸は非常に強い酸性で、これが中性に保たれた食道に逆流すると、食道の粘膜に炎症を起こします。

詳しくは、逆流性食道炎のページへ

食道裂孔(れっこう)ヘルニア

食道裂孔部では、胃の内容物が食道に逆流するのを防ぐ働きを持っていますが、胃の一部がこの食道裂孔から上に脱出してしまっている病気を食道裂孔ヘルニアと言います。加齢、肥満、喘息、慢性気管支炎などが原因で起こります。


食道がん

日本人に多い扁平上皮がんは、喫煙と飲酒との強い関連があり、飲酒で顔が赤くなる人はアルコール分解酵素が生まれつき弱く、発がんの危険性が高まるとされています。
初期の食道がんには自覚症状がないことがほとんどですので、早期発見の機会としては、内視鏡を使用した胃がん検診が有効です。
がんが進行するにつれて、飲食時の胸の違和感、つかえる感じ、体重減少、胸や背中の痛み、咳、声のかすれなどの症状が出ます。

 

早期食道がん

がんが食道の粘膜内にとどまるものを早期食道がんと呼びます。

進行食道がん

がんが粘膜下層より深い層まで及んでいるがんを進行食道がんと呼びます。

 

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