診療のご案内

便秘症や下痢症

Bowel Syndrome

便秘症や下痢症には様々な原因があります。

ときには大腸がんや炎症性腸疾患など重大な病気が隠れていることがありますので、がん検診や大腸内視鏡検査を忘れてはいけません。

便秘症

排便の間隔や排便の回数は、年齢や体調などで個人差があります。
過度に排便の量やトイレの回数にこだわり、ストレスを感じるのは良くありません。
まずは、ちょうどよい硬さの排便を目指しましょう。

回数・間隔よりも便の状態に注意しましょう。

  • 食環境と生活習慣を見直す

    食習慣の見直し

    • 3食をしっかり(特に朝食は大切です)
    • 適度な水分をとる
    • 食物繊維は小さく、やわらかくして摂取
    • ヨーグルト・味噌などの「プロバイオティクス食品」を食べる
    • 適度な油分(オリーブオイル)を摂取

    生活習慣の見直し

    • 生活リズムを規則正しく
    • 睡眠時間を十分に
    • 便意は我慢しないこと
    • 運動、特に歩くことが大切です
  • お薬による治療

    市販の便秘薬を常用し、悪化させてしまう方も少なくありません。
    便秘のタイプを診断し、症状にあったお薬を処方いたします。

    便秘薬の種類

    • 腸を動きを活発にして、排便を促すお薬
    • 腸内の水分を保ち、便をやわらかくするお薬

過敏性腸症候群(IBS)

腸にあきらかな異常が認められないのに、精神的ストレスを受けるとおなかの痛みや不快感を伴う下痢や便秘などの排便異常が起こり、良くなったり悪くなったりを繰り返すことをいいます。

確定診断には、ローマⅢ診断基準に当てはまることと、大腸内視鏡検査が必要です。

ローマⅢ診断基準

最近3ヵ月の間に、月に3日以上にわたってお腹の痛みや不快感が繰り返し起こり、 下記の2項目以上の特徴を示す。

  • 排便によって症状がやわらぐ
  • 症状とともに排便の回数が変わる(増えたり減ったりする)
  • 症状とともに便の形状(外観)が変わる
    (柔らかくなったり硬くなったりする)
過敏性腸症候群の治療
  • 食環境と生活習慣を見直す

    • 睡眠、休養を十分にとりましょう。
    • 3食を規則的にとり、暴飲暴食、アルコール、高脂肪の食べものは控えましょう。
  • お薬による治療

    • ビフィズス菌や乳酸菌などの製剤
    • 下痢型IBS:過剰なセロトニンを抑えるお薬
    • 便秘型IBS:腸液の分泌を促進するお薬
    • 漢方治療

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